イチゴ

維管束の可視化

Gradient echo TR/TE=200ms/3.5ms, NEX=1
FOV: 32 mm cube, Image matrix: 256x256x256, Voxel size: 125μmx125μmx125μm

 

<解説>
「とちのおとめ」というイチゴをグラジエントエコー法で撮像し,最大値投影法(MIP)で,維管束を可視化しました.
このように維管束は,T1強調,T2*強調でハイコントラストに描出されます.

 

なぜT2*強調で維管束が強調されるか?

密度強調画像 TR=600ms, TE=12ms, FOVは,32mm(左)と25.6mm(右).画像マトリクス:256x256x256

 

<解説>
上記の画像は,密度強調画像で撮像したイチゴの高分解能画像です.このように,イチゴは,沢山の空気を含んでいることが分かります.イチゴの実質部分は,この空気の存在によるsusceptibility効果のため,T2*が短くなっています.